夏の果物といえば、やはりスイカですが、そのスイカの栄養成分を調べてみると、βカロテンが可食部100gあたり830μgと、果物のなかでは豊富に含まれています。
また、利尿作用のあるカリウムも可食部100gあたり120mgと多く含まれています。
さらに、ウリ科野菜に含まれるアミノ酸の一種であるシトルリンが、特にスイカの皮の部分に豊富に含まれているとされています。このシトルリンには、血管を拡げたり、血管の詰まりを防いだりする作用があるため、血流の流れを改善し、高血圧や動脈硬化の予防に効果を発揮すると言われています。
そのため、スイカの皮は漬物にして食べるのが良いとされています。
他にも、スイカにはリコピンやビタミンB1、B2、ビタミンC、少量のリンゴ酸やアミノ酸の一種であるアルギニンなどが含まれています。また、体を冷やす陰性食品であり、90%以上が水分であるため、暑い夏に、スイカはやはりもってこいなのです。