らっきょうの免疫力効果は、腸内環境改善、血流改善、肥満予防、生活習慣病予防。
2015年12月10日のNHKのBS放送で、らっきょうを毎日食べ続けると腸内環境が改善されるという内容の番組がありましたが、らっきょうには確かに食物繊維が100gあたり21gと非常に豊富に含まれています。
そのうち水溶性の食物繊維が19g、不溶性食物繊維が2.4gと、圧倒的に水溶性の食物繊維が多く含まれています。
水溶性食物繊維とは水に溶けやすい食物繊維のことで、一方、不溶性食物繊維とは水に溶けにくい食物繊維のことですが、善玉菌のエサになりやすいのは水溶性食物繊維の方だと言われています。
そのため普段の食事に加えて、らっきょうを1日3~5粒程度、毎日食べるようにすることで、腸内の善玉菌や日和見菌の割合が増えるということです。
またビフィズス菌やバクテロイデスといった腸内細菌は、食物繊維を分解することで余計な脂肪の蓄積を防ぐ短鎖脂肪酸を生み出し続けるそうです。この短鎖脂肪酸は【善玉元気】などのサプリメントでも摂ることが出来ますが、らっきょうを食べるようにすることで腸内環境を整えることも、ダイエットに効果的だと言えそうです。
もちろん、腸には免疫細胞の大半が集まっているとされていますので、腸内環境を改善していくことは免疫力アップにも大きくつながります(参考サイト 「腸内フローラ改善生活」)。
さらにらっきょうには「フルクタン」という食物繊維の一種が含まれているそうですが、この「フルクタン」にも体内の脂肪吸収を抑える効果があるとして話題になっています。
らっきょうに含まれる食物繊維自体にもそのような効果があるとしたら、腸内細菌によって生じる短鎖脂肪酸の効果と合わさって、かなりの肥満予防効果が期待できると考えられます。
そのほからっきょうにはニオイや辛みの成分である硫化アリルが含まれていることも大きな特徴のひとつです。
硫化アリルには強力な抗酸化作用があるため、活性酸素による細胞の老化を防ぐ働きがあります。そのため生活習慣病の予防に効果があるとされています。
またらっきょうに含まれている硫化アリル化合物のジアリルスルフィドは、体内で発ガン物質を解毒する酵素を活性化すると言われており、ガンの発生を予防する働きがあるとされています。
それ以外にも硫化アリルはエネルギー代謝に必要なビタミンB1の吸収を助けるため、疲労回復にも効果があるそうです。
らっきょうは「畑の薬」と言われているだけあって、毎日食べ続けることで、らっきょうに含まれる食物繊維や硫化アリルなどが、免疫力の向上にかなり寄与してくれそうです(ただしらっきょうの食べ過ぎには注意です)。
福井県産 花らっきょう (三年子) 5袋入
農薬不使用 さわやからっきょう×5袋